◆さらに売上を伸ばしたAJ&Smartの施策
AJ&SmartのJonathan Courtneyさんが運営するPodcast “How to Business” で、低迷していた2023年の売上を覆す、売上を押し上げた施策と、うまくいかなかった施策が紹介されています。AJ&Smartはデザインスプリントのワークショップを専業としたドイツのデザインエージェンシーで、対面、リモート、レクチャー、セミナー、オンラインコースなどさまざまな形でデザインスプリントやワークショップのビジネスを展開しています。
うまくいかなかった施策:
●月額サブスクリプション契約で、相談にのるビジネスは管理が複雑で失敗
●人材を紹介するサービスは、自分たちの強みと合わなかったので失敗
●インナーサークルメンターシップ:組織内の出来事をコントロールする役目、戦略の策定や、新しいプロジェクトの立ち上げを助ける役目はニーズが合わず失敗
成功したマーケティング施策:
●ライブイベントとウェビナー:見込客を引きつけるのに有効な方法。資料請求のみで、その後の連絡のなかった顧客限定でセミナーを行ったところ、約50件もの連絡をもらうきっかけになったとのこと。最終的には10社、約10万ユーロ(約1,700万円)の契約に繋がったそう
●新サービスのローンチ:「フルスタックファシリテーター」プログラムの新設のようなオファリング(提案・提供)が非常に効果的な販売促進手段であった。サービスを開始した月だけで、50万ユーロ(約8,200万円)の売上に。
継続的なプログラムよりも、新製品のローンチや顧客を引き込むライブイベントに焦点を当てるなど、その時の状況に合わせ、革新性に重点を置くことが成功に繋がったとの見解です。
◆プロジェクトキックオフにMiroを活用
Mastering Collaboration in Miro: A Guide to Team Success
プロジェクトの効果的なキックオフミーティングにMiroを利用する方法についての解説動画です。既存のボードからチームとプロジェクトに特化したボードをカスタマイズすることで柔軟に対応し、構造化されたまとめにより計画から実行へのスムーズに進めることができるそうです。
◆大人数のときの楽しいアイスブレイク(AJ&Smart)
約50名の学生を集めたイベントでのアイスブレイクの手法が紹介されています。これは大規模なじゃんけんゲームで、参加者は二つのグループに分けられ3回戦勝ち抜きで、敗者は負けた相手のサポーターになるというルールです。
シンプルな方法ですが、だんだん仲間が増えてくる感覚がエキサイティングで、大人数が打ち解けるには良い方法だとのこと。
◆Character Labs の1ヶ月かけた充実デザインスプリント
デザインスプリントの発案者 Jake Knapp 氏と John Zeratsky 氏が現在所属する VC(ベンチャーキャピタル)とデザインスプリントを組み合わせた新しいタイプのVCである Character 社が提供する、まるまる1ヶ月を使った、充実したデザインスプリントの紹介です。Character社の1部門である Character Labs では、Jake らが、デザインスプリントを提供することで、スタートアップの成長を加速させる役目を果たしています。
デザインスプリントやそのほかワークショップでありがちなのは、良いアイデアは出たのだけれど、その後に続かない、アイデア止まりで終わってしまうといった懸念があります。それを、リスクロードマップによりプロジェクトの阻害事項を洗い出し、障害を軽減していく計画を立てます。また、ピッチスプリントで、マーケティングやセールス向けの、アイデアを短時間で説明する資料を用意したりします。
一番最初に実施するファウンデーションスプリントでは、製品が市場に受け入れるために何が必要かについての鋭い仮説を組み上げる時間です。
デザインスプリントは5日間、最近のデザインスプリント2.0では4日間、大抵そんなに長い時間が取れないので、1日や2日で凝縮して実施することも多いなか、ほぼ1ヶ月かけてじっくりデザインスプリントで取り組む体制が整っていることに驚きました。もうこうなると短距離走(スプリント)ではなくマラソンですね!
◆がんばらないファシリテーション
がんばらないファシリテーション〜発散・収束・タスク化まで30分!(AIの活用あり)〜
タイトルだけでグッとくる解説動画です。慣れないとここまでスムーズにはいかないかもしれません!?!
◆ポストイットでギネスに挑戦
何かデザインスプリント関連でギネスブックに登録された事例はないかな〜と探したところ、1分間にどれだけ顔にポストイットを貼れるか競争という世界一登録があるようです。現在の世界一は59枚らしいです。1秒間に2枚づつ貼れば達成できるので、意外といけるんじゃない?と世界中で挑戦者が…..
正式にギネス認定記録となるには、審査員を有償で招かなければいけないため、なかなか面倒ですが、ギネスブックに載ってみたい気もちょっとします。
ハッピーバースデー俺。なんてこったい、サザエさんの磯野波平、宇宙戦艦ヤマトの佐渡先生の年齢になってしまったわい。
最新の Design Sprint Newsletter とバックナンバーはこちら
→
Thanks for always sharing our stuff :)