【デザインスプリント】Design Sprint Newsletter #145
言葉で春の香りを説明することはできるのか / Can words describe the fragrance of the very breath of spring?
◆Web版Google Meet、レタッチでカメラ映りを改善
ウェブ版 Google Meet の使用時に、ポートレート レタッチでカメラ映りを改善https://workspaceupdates-ja.googleblog.com/2024/04/google-meet.html
Web版のGoogle Meetでも、ポートレートレタッチが使えるようになりました。ポートレート レタッチには次の 2 つのモードがあります。
ナチュラル: ごく軽微な顔色補正、目の下のクマと目の充血の除去を行います。
スムーズ: ナチュラルよりやや強めの顔色補正、目の下のクマと目の充血の除去を行います。
◆ドン・ノーマン:21世紀のデザイン、論争、AI、難問、遺産
書籍『誰のためのデザイン?』で人間中心設計を提唱した現在88歳のドン・ノーマン氏がインタビューに答えている映像を紹介します。
ドン・ノーマンの講演では、21世紀のデザインの進化について、政治的、デジタル的、社会的な変化の背景におけるその増大する複雑さを深く掘り下げています。ノーマンは、製品の創造と相互作用を革命的に変えた、彼が開拓したユーザー中心のデザインの変革力を強調しています。ノーマンの提言は時に論争を呼びますが、テクノロジーとデザイン業界に大きな影響を与え、日常生活におけるテクノロジーの統合方法を変えました。
ノーマンの最新の取り組みは、気候変動のような重要なグローバルな問題に取り組むことに焦点を当てており、そのような複雑な問題を解決するための伝統的なデザインアプローチの限界を認識しています。ノーマンは、デザイン教育において、伝統的なデザインスキルを超えた様々な分野を理解することが重要で、より広範で包括的なアプローチを提唱しています。
ノーマンはデザイナーが知見を拡大し、伝統的なデザインスキルに限定されずに、複雑な社会的課題に取り組むために必要とされる様々なスキルを身につけることができれば、様々な領域をリードする可能性があると論じています。ノーマンの批判はデザイン教育にも及び、現在のデザイン教育は「クラフト(手作業や職人技)」に過度に焦点を当て、幅広さに欠け、デザイナーに複雑な社会的課題に対処するための必要なスキルを提供していないと見ています。
ノーマンは、人間中心のデザインから、デザインの社会や環境への広範な影響を考慮する人類中心のデザインへのシフトを提唱しています。ノーマンの洞察は、21世紀におけるデザインコミュニティに対する行動の呼びかけでもあります。
◆Miro事例:富士通はTalktrackでどう会議を減らしたか
オンラインホワイトボードMIroの公式YouTubeチャンネルより、日本の富士通の事例が紹介されています。日本語音声、日本語表記の動画です。
Talktrackとは、会議でよくある発表者がMiroボード上を動きながら説明する場面を録画で再生する機能で、関係者は好きな時間に再生して内容を把握できます。
毎年この時期の恒例となっている80人規模の対面デザインスプリントを実施中です。参加者のみなさんの広範囲の豊かな発想に、いつも驚かされております。
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