◆イベントレポート:UX BOOST!! Vol.1
もちさんがオススメするFigmaとデザインスプリントについて
https://www.creativevillage.ne.jp/category/skillup/design-skillup/132280/
Figma上でデザインスプリントを実施すると、さまざまな作業やプロトタイプづくり、テストなどすべてがFigmaを使うと一気通貫でできるのがメリットとのこと!
◆リモートデザインスプリントのベストプラクティス
https://wedance.medium.com/remote-design-sprint-best-practices-d658e5cca2b3
WeDance Foundation によるリモートデザインスプリントのコツを紹介したブログ記事です。
●まずはデザインスプリントの本「SPRINT 最速仕事術」をよく読むこと
●バックアッププランを用意(参加できない人の代わり、テストする人の代わり)
●競合他社のことを事前に調べておく。他社は課題に対してどう取り組んでいるか
●話だけでなくメモやスクリーンショットを頻繁にとり、記録しておくこと
●利用者の気持ちになる。すごいものを作ろうとせずに普通に良いものを考える
●チームの意見を受け入れ、自分だけではなくチームとしての目標に向かう
●十分な準備をし、必要なことに集中する
●完了したあとの引き継ぎや残りタスクの移譲をちゃんとやる
●うまくいかないことがあったとしても、それはそれで学びにつながると考えよう
◆Miroがお薦めするDesign Sprint Kit の使い方
https://miro.com/blog/design-sprint-kit-guide/
●物理的なプロジェクトルームの代わりにオンラインツールの準備をする
●スプリントのスケジュールと、その際に必要な説明資料を用意する
●Design Sprint Kitのテンプレートを元にボードを良いする。余白に余裕を持って
●誰が最終決定権をもつかはっきりしておく
●エキスパートインタビュー(専門家へ話を聞く時間)を準備し、最初に実施する
●Miro のカウントダウンタイマーを活用しよう!
●Spotifyで、作業中に流すためのプレイリストを用意しよう
●スプリント中はもちろん、実施前後で利用する Slack チャンネルを用意しよう
●参加者各自に準備してもらうものを事前に確認
用意してもらうものは、速いWi-Fi環境、コピー用紙かスケッチブック、黒サインペン、写真を撮影して送信するためのスマートフォンとのこと。
その他、ここで紹介された Design Sprint Kit を用い、どれくらいの時間でどんな作業を進めるのか、手順と時間が細かく書かれているのが参考になります。
◆ファシリテーションが必要な時、必要ない時
When Do You Actually NEED Facilitation? - 3 Questions You Have To Ask
ファシリテーションが必要なのはどんなとき?- 3つの質問
ここで紹介するAJ&Smartの動画では、ファシリテーションを必要とせず、ファシリテーターが居なくても良い場合があり、どういった時に居た方が良いのかを解説しています。ファシリテータが必要無い事例としては、1on1ミーティングや、スケジュールの調整など、議論を導くための役割が必要ない場合もあるわけです。
1つ目の質問:3人以上のグループか?
2つ目の質問:取り組むべき重要で複雑な問題が存在するか?
3つ目の質問:参加者がワークショップの結果に「納得」する必要があるか?
この3つの質問全てに “YES” であれば、ファシリテーションやワークショップの必要があるとのこと。
ファシリテーターの存在が役立つのは、次のような時です。
●チームビルディング(チームメンバーの関係性を強固なものにする)
●納得のいく意思決定
●問題解決の手段を見出す
●戦略を立てる
●プロジェクトを始めるとき
●プロジェクトを振り返るとき
●作業や機能に優先順位をつけるとき
●プロダクトやサービスを評価するとき
●チームに新しいメンバーが入ったとき
●チームの役割と責任について話し合うとき
●仕事から離れてチームメンバーと過ごすとき
◆リモートデザインスプリントでの失敗への備え
Preparing For TECH FAILURES In Your Remote Workshops
リモートでのワークショップにおける技術的な失敗への備え
対面ではなんとかなるトラブルも、リモートデザインスプリントでは深刻なトラブルになりがちです。そういったトラブルを避けるためのポイントを紹介しています。
ツールや機材の全てがうまく動かないことを前提でバックアップを用意しておくこと。ZoomやMiroがうまく動かなかったり、使えない人がいた場合の代替策を考えておくのです。事前にトラブル時の対処を用意しておけば、ストレスも軽微で、対応への時間もそれほどかかりません。
可能であれば、専任の技術サポート担当がいると、電話やチャットでトラブル時に対応し、解決へ素早く導くことができます。またいきなり様々なツールを活用し始めるのではなく、最初に練習の時間を取るのも良い方法です。
周囲の環境音がうるさい人へ、話さない時にミュートしたり、ノイズリダクションの設定をしたりといった指示をすることも効果的です。
地味な対策としては、リモートデザインスプリントに関係ないアプリを全部終了しておく。Webブラウザの画面を必要なものだけにしておく、バックアップやウイルススキャンなどが始まらないようにしておくなど、細かな工夫が役立つこともあります。
メールやチャットの通知を切るのも重要で、集中を妨げるものを止めておきます。
個人的に気をつけているのは、リモートデザインスプリントに慣れれば慣れるほど準備を簡単に済ましがちで、それが後々のトラブルの要因になったりするのでチェックリストを作ったりして注意するようにしています。
直径10cmほどあるプリンの上にアイスが乗っているデザートを食べました。とうぶんプリンはもういいです…
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