◆ワークショップ用、クリエイティブなエクササイズ
3 creative sketching exercises to include in your next workshop
デザインスプイントに慣れていない参加メンバーが多いときや、デザイン職ではない人が多く、そう簡単にプロトタイプが作れないようなとき、いったん本筋のテーマを忘れて「作業の練習」をすることがあります。何かを真似てスケッチをしたり、スケッチのコツを伝えたり、簡単な練習をすることで、慣れない作業への心理的障壁をさげることができます。また、美しいスケッチができるデジタルツールを使い慣れたメンバーが居たときも、全体のレベル感に合わせて「上手すぎる人」も時間をかけすぎずに普通に作業することで参加メンバー全体のレベル感を合わせることができます。
Jackie Colburn さんが紹介するのは、そういった簡単な練習、それも創造性が刺激される良い方法を3つ紹介しています。
●描けるよ!準備運動
●高速アイデア発想法「クレイジー8」
●3画面プロトタイプ
これらの練習は基本「絵」だけ、言葉での補足は最小限にしておきます。この「最初は見本を見ながら真似して描いてもらう」のはとても手軽で確実な方法です。絵を描くことにたいして苦手意識を持つ人も、真似して描くのであれば大丈夫です。そして、いちど試してみると誰もが意外と、自分が思っている以上に良いスケッチが描けるものです。
◆Figma, FigJam 2022年8月アップデート情報
https://www.figma.com/blog/little-big-updates-august-2022/
●FigJamの画像塗りつぶしを、コピー&ペーストで素早く置き換えられるように
●FigJam iPadモバイルアプリで、Apple pencilの反応が機敏に
●FigJam iPadモバイルアプリで、UNDO, REDO が高速に
●FigJam iPadモバイルアプリで、オブザベーション・モードとスポットライト活用
●上下左右に自動作成プロンプトが表示され、図形や付箋の作成が高速に
●高さと幅を一致させるガイドラインがより便利に使えるように
●スタンプを残したのが、誰なのか、ユーザー名がわかるように
●ステッカーを右クリックすると、どのグループに属しているステッカーか判明
◆ライトニングデモの実施方法
How to Run a Lightning Demo [part of design sprint]
Evolving Design によるデザインスプリントの工程のひとつであるライトニングデモを実際に行うための解説動画です。
10分から15分、主に画像検索で情報を探し、オンラインホワイトボード Miro にその情報をまとめる。4部構成のスケッチを使って説明、いわゆる王道の方法です。
◆事例紹介:新卒研修2022のプログラムを聞いてみた
今年はエンジニア×デザイナーの合同開催!サービス開発部 新卒研修2022のプログラムを聞いてみた
https://techtekt.persol-career.co.jp/entry/culture/220804_01
パーソルキャリア株式会社の新卒研修でデザインスプリントを取り入れた様子の紹介記事です。
スプリントからビジネス起案まで、現場のプロセスをくまなく実践
「失敗や怪我を早いうちから経験してもらいたい」
とのことで、そういった100%正解があるわけではない、複雑な課題に対処すること、早めにものづくりの現場を体験する方法として、デザインスプリントはとても向いていると思いました!
◆ワークショップ運営:一緒にする、一人でする
How to Run a Workshop: Work Together, Alone
デザインスプリントの定番書籍「SPRINT 最速仕事術」から学んだことは、一人一人で考え、それから皆で共有し協力するという概念だったとのこと。一般的な会議では意見が混ざりあって最終的には妥協のもとで導かれた案になりがちです。ところがデザインスプリント一人一人が考えた真の意味で多様性をもったアイデアが集まるため、それらを議論し組み合わせていくことで、良いアイデアを導くことができるのです。
◆グランドルールって何?(8つの例)
What are ground rules? (With 8 Examples)
https://www.linkedin.com/pulse/what-ground-rules-8-examples-facilitator-school/
アイデア検討の正しいルールを8つ紹介しています。一般的には他人を尊重する、話に割り込まない、話題を逸らさない、意見を否定しない…. などとルールを設定することがありますが、わかったつもりでも、実際はそううまくいきません。
●立場から主張するのではなく、その意味や背景を説明する
●アイデアの良し悪しではなく、アイデアを追加、変更することを考える
●3x3ルール:3人または3分経つまで、次の発言を待つ。全員が話す
●意見に反対したとしても合意に至る選択肢があることには賛成する
●自分には関係無いと見ているだけにしない。参加するかその場から去るか
●話が脱線したら「ELMO:Enough, let's move on」と叫んで次の話題に移る
●人ではなく、問題に取り組む。課題や問題は人のせいではなく、問題そのもの
●ラスベガスルール:会議で発言されたことはこの場限り。後から詮索しない。
◆ デザインスプリントの道具一式オンライン販売
DesignSprintKits.com というサイトでは、デザインスプリント用にひとまとめにされた付箋紙、ペン、シールなどが箱詰めされたキットを99ドルで購入することができます。わざわざ海外から高い送料をかけて注文する意味はほとんど無いのですが、こういった準備品をいつても忘れず一式用意できるよう、Amazonの「欲しいものリスト」を用意しておくと便利ですね!
◆2022年に学ぶべきスキルの選び方
How to Choose What Skills to Learn in 2022
AJ&Smart の Jonathan が新しいスキルを学ぶ時に気をつけていること。それは10年後にも活かせるスキルか?ということ。「すぐに学べることは、すぐに役立たなくなる」とも言います。
常に必要とされ、自動化が難しいスキルを身につけることで、世の中や経済が不安定になった時にも自信を持って仕事が続けられるとのこと。それがデザインスプリントということですかね?!?!
スターウォーズのサイドストーリー、スピンアウト作品として Andor が2022年9月に始まります。ローグ・ワンの前日譚ドラマで、キャシアン・アンドーが主人公です。劇中でなんどもアンドーアンドー呼ばれると、なんだか気になって仕方ありません。
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