【デザインスプリント】Design Sprint Newsletter #056
決断しないことは、時として間違った行動よりたちが悪い / Indecision is often worse than wrong action.
◆Miroのボードを FigJamへインポート可能に
Import Miro boards to FigJam
https://help.figma.com/hc/en-us/articles/6227676527255#How_Miro_objects_map_to_FigJam
Miro で作った付箋をインポート先の FigJam でも付箋として扱えます。
◆FigJamのiPadアプリでウィジェット、プラグインを利用
Figma Releases
https://releases.figma.com/
FigJam iPadアプリので、ウィジェット、ステッカー、コンポーネント、プラグインを利用できるようになりました。
FigJam から Figma に付箋やオブジェクトをまとめて扱う「セクション」まるごとコピー&ペーストできるようになりました。
◆Miroのボード上で、Google画像検索の画像を扱えるように
Google Images
https://help.miro.com/hc/en-us/articles/6305633855378
Miro の Googleイメージアプリを使い、Googleで画像を検索して Miro のボードに貼り付けることができます。作業をMiroボードに一元化することで、作業の流れを中断することなくクリエイティブな思考の流れを維持することができます。
◆デザイン思考の問題点(企業で実践してきた3つの方法)
The Problem With Design Thinking (And 3 Ways We've Seen It Work At Companies)
デザイン思考は、魔法の小槌ではありません。デザイン思考をちょっと学んだくらいで、iPhoneのような革新的なプロダクトが作れるようになるわけではありません。デザイン思考を間違った形で信じすぎずにどうすれば良いのか?
デザイン思考そのものは、素晴らしい考え方であり、良いプロセスですが、デザイン思考そのものが課題を解決してくれるわけではありません。デザインスプリントはワークショップの手順をうまく形式化したパッケージであり、その枠にそって実施することで一定の成果が得られます。ポイントとしては…
●専門のファシリテーターを育てること
●企業のトップから号令をかけて無理にイノベーションを起こそうとしてもうまくいかない。まずは現場に近い小さなチームから始める
●すぐに成果が得られるとは思わない。時間はかかるが、じわじわと効果あり
◆「バイトル」がデザインスプリントで月間応募数 8% 改善
ユーザー体験のため部門を越えた共通指標を設定ーー「バイトル」が月間応募数 8% 改善
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/future-of-marketing/digital-transformation/dip/
求人サイト「バイトル」における、Webとアプリが混在するユーザー体験を考慮した 3日間の Design Sprint の実施が紹介されています。
◆デザイン思想家が語る「何もしない」ための4つのヒント
4 tips from design thinkers on ‘doing nothing’
https://uxdesign.cc/4-tips-from-design-thinkers-on-doing-nothing-76af4ca44e40
Darren Yeo さんによる、仕事の生産性と、戦略的な「休憩」についての記事です。
1. 心が断捨離できるような環境を整える
2. 勤務中に何もしない時間を意図的に設定する
3. 様々な仕事に “NO” と回答しながら、優先順位は何かを考え直す
4. 自分自身にも “NO” と回答する
明確な時間枠の中で、達成可能な目標を持って、やるべきことに制限を設けること。制限時間を過ぎたら、次に進む前に一旦立ち止まる瞬間を味わうことが大切。それがたとえ1分1秒だったとしても、とても大切な時間です。
デザインスプリントの実施時も、たいてい時間が足りなくなったり、先に進もうと焦ったりします。けれどもリラックスして発想を広げられる環境や、立ち止まって振り返ったり、優先事項を考え直したりする、ちょっとした時間がとても大切なのかもしれません。
◆エレベーター・ピッチの作り方
How to Craft Your Elevator Pitch
エレベーターピッチと呼ばれるエレベーターで乗り合わせた投資家や企業幹部に対して、エレベータに乗っている数十秒の間に事業計画を説明する、ごくごく短いプレゼンテーションは一般的に「ピッチ(Pitch)」と呼ばれています。Pitchはもともと「投げる」「設定する」「調整する」といった意味を持ちます。
そもそもデザインスプリントとは何なのか? ファシリテーター(進行役)とは何なのか?を、短時間で説明するにはどうしたら良いのでしょう?
課題と、解決手段、手順とシンプルに伝えることで説得力のある説明が短時間で可能となるという説明でした。必ずしもそううまくいくとは限りませんが「解くべき課題」を見つけ出すのはとても重要で、それがうまく見つかれば、手段や手順はあとからついてくるのかもしれません。
◆モルックMölkky というフィンランド発のゲームを娘と公園で遊んでいます。ルールは簡単ですが、なかなか難しい。大人だからといって子供に勝てない時もある、専用の12本+1本の木片を使うゲームです。木の棒を投げる身体能力とちょっとした知力との両方をバランスよく駆使するのが面白いところです。
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