◆デザインスプリントキャンバス(最初の一歩)
The Design Sprint Canvas
https://miro.com/miroverse/the-design-sprint-canvas/
ビジネスモデルを洗い出すためのビジネスモデルキャンバス、リーンキャンバスなど「○○キャンバス」と呼ばれる便利なフレームワークが便利に使えます。
Ruslan Komjakov さんが提唱するデザインスプリント用の「デザインスプリントキャンバス」は、はっきりしないままデザインスプリントを始めてしまわないよう、アシストしてくれる便利なフレームワークです。
挑戦、顧客、長期的目標、スプリントクエスチョン(問いかけ)、How Might We(どうすればもっと〜できるだろう?)、顧客を絞る、試作はどうやって、テスト・検証はどうやって、次のステップは?を枠組みに沿って埋めていきます。
目標を見失わなわず、デザインスプリントやって良かったね〜で終わらせずに、次に繋げる観点を持った上で、取り組むことができる良いフレームワークです。
ちなみにスタートアップや新規事業が失敗する理由のトップは「顧客が居なかった」つまり「作ったプロダクトやサービスを欲しがる顧客が居なかった」という、そんなバカな?!という理由です。誰も欲しがらないものを思い込みや都合だけで作ってしまわないよう、適切なデザインスプリントの必要性がますます重要になってきます。
◆Miroテンプレート(デザインスプリント用)の紹介
Design Sprint 振り返り
https://miro.com/miroverse/design-sprint-retrogram/
Remote Design Sprint :短時間で繰り返すタイプのリモートスプリントhttps://miro.com/miroverse/remote-design-sprint
Evil 8's:デザインスプリントで定番の8枠を短時間で埋める作業用
https://miro.com/miroverse/evil-8s/
◆3時間のリモートデザイン・スプリントを試してみた
We tried a 3-hour remote design sprint
https://medium.com/lazypay-design/we-tried-a-3-hour-remote-design-sprint-41f66cdc689d
Shopify の4時間デザインスプリントに触発されて、3時間リモートデザインスプリントを実施した事例が紹介されています。
The 4-hour design sprint
https://ux.shopify.com/the-4-hour-design-sprint-b05b516cede7
●コンテクスト設定(30分)
●個人作業(1時間)
●収束とフィードバック(1時間)
●投票、まとめ(15分)
実施のコツとしては、
●あらかじめ情報共有しておく
●重要ではないことを省く
●最初は小さく始める
●課題設定の範囲を小さく限定しておく
といった工夫で、短時間でも十分な成果が得られるそうです。
◆ワークショップの運営をチームに納得させる方法
How to Convince Your Team to Run a Workshop
デザインスプリントを一度もやったことがないチームやメンバーにどうやって最初のデザインスプリントの実施を説得するかというポイントを紹介しています。
その方法は禅問答のようですが「デザインスプリントを実施しようとしない」というのが回答です。つまりは、わざわざ心理的障壁になるような新しいことをしようと仕向けるのではなく、普段のミーティングを少し変化させてデザインスプリント風に実施するところから始めるという、なんとも自然な方法なのです。
そういったミーティングから進化したデザインスプリント体験し、その効果や成果、アウトプットに満足すれば、その後のデザインスプリントの浸透に大いに役立つことでしょう。
◆ファシリテーターになるには?必要な教育とは?
How to Become a Facilitator: What Education Do You Need?
デザインスプリントのファシリテーター(進行役)になるには、学位や免許は必要ありません。ただし、スキルを磨くために学ぶ必要はあるとのこと。確かにディスカッションの進行役が得意な人も、そうでない人もいますが、デザインスプリントのファシリテーターは後天的に身につけることができる「学べる」スキルだと感じています。
◆リモート環境でデザインスプリント2.0を実施
https://medium.com/designsprints-studio/how-to-run-design-sprints-remotely-838eef6006d7
Martin Backes さんによる、4日間で実施できるよう、より洗練された形のデザインスプリント 2.0の実施レポートを紹介します。
対面でのデザインスプリントは、参加者のスケジュール調整がやりやすく、実施場所を確保する必要がないため、コストをかけずに手軽に実施できる一方、
オンライン固有のツールや機器の問題や、メンバーごとの集中の度合いが異なる状況に配慮が必要とのこと。
成功のためには、準備と、集中、思っている以上にゆっくりと進めること、適切な進行が重要になります。
◆先日、十分な新型コロナウイルス対策の上で、対面でデザインスプリントを実施しようとしたところ、急に濃厚接触者が出てしまい、急遽、対面+リモートというハイブリッド環境で実施することになりました。リモート側のメンバーがオンラインツールの扱いに慣れていたので、なんとかなりましたが、ほんといつ何時、何があるかわかりませんので、ありとあらゆる準備とバックアップが必要だな…. と感じた次第です。
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→ https://designspirnt.substack.com/