◆アップルはFigmaに挑戦?
Apple just challenged Figma
https://michalmalewicz.medium.com/apple-just-challenged-figma-939e1b0b35e
2022年6月6日から10日の5日間、Appleの開発者向けイベント WWDC 2022 が開催されました。そこで発表されたのは複数の人が同時に編集できるメモアプリです。
手書き、文字、ファイル添付、Webページへのリンク、ビデオ、音声を扱うことができる無料アプリです。描画領域も無限に広げることができます。
macOS や iPhone 向けのサードパーティ製の便利なツールや機能が、いつのまにか Apple純正の機能になっていたり、純正アプリとして登場することがあります。特定のOSに限定されてしまうという制限はあれど、誰もが無料で利用できるツールは、既存のさまざまなホワイトボードツールにとってはとても脅威であることは確かです。
◆ファシリテーションのコツ:やり方は、ひとつだけ!
Facilitation Tips: There's Only ONE WAY To Do A Workshop Exercise!
使いたいものを使いたいように使う。でも一つの方法だけ。それが AJ&Smart が推奨するファシリテーション(ワークショップなどの進行)のコツです。
人間は1日に3万5千回も選択していると言われ、これは約2秒に一回なにかしら選択をしていることになります。デザインスプリントのように限られた時間で実施するワークショップには、無駄な時間や無駄な選択肢は必要ありません。ドット投票のルールもきっちと決め、ポストイットの色で悩まずに、必要な選択に脳を使うことに集中するのです。
選択肢が多すぎると人は選べなくなったり、選ぶのに時間がかかったりします。また妥協案が出てきてしまうと、その後は全てがぼんやりとした案になってくることでしょう。それらを避けるためにも、決まった手順で迷わず進めていくのです。
◆1時間でわかる設計思想ワークショップ
The 1-hour Design principles Workshop
https://medium.com/@ilikescience/the-1-hour-design-principles-workshop-e5f10006353b
チーム共通のデザイン原則、設計原則、設計方針などをまとめ、それらについて合意を得る方法を紹介しています。
まずは適切な出席者を選び、準備をする、役割を分担します。時間を区切って議論し、投票を繰り返します。
頭出し5分、整理に10分、一人一人考えや意見を書くことに15分、議論と意見の収束に15分、投票に10分、振り返りに5分という時間の使い方で1時間あれば議論し、意見を集約し、合意を得たうえで先に進むことができるようになります。
◆初めてのワークショップ、サバイバルガイド
The survival guide to your first workshop
https://jackiecolburn.medium.com/the-survival-guide-to-your-first-workshop-16c405de94f6
ワークショップが初めてだったとしても、50回以上も実施して慣れていたとしても、いつも気にすべき9つのガイドを提示しています。
●準備を綿密に、何をもって成功とするのかをはっきりと定義
●休息と補給をしっかりとること
●ワークショップに集中してもらうことと(ほかの仕事をしない)
●リラックスして参加できる服装に
●集中力を考慮する。気持ちの盛り上がり、緊張や対立をうまく扱う
●予備の文房具、予備の作業など、トラブルを予想して準備する
●なぜここにいるのかを再確認する。チームが何かを達成できるように
●面倒なことや、余計なことに時間をとられないように
●自分を信じて。なにがあっても、なんとかなるはずです
◆デザインスプリントには価値があるか?
Are Design Sprints Worth It?
https://uxplanet.org/are-design-sprints-worth-it-d67af5f528be
デザインスプリントには十分な価値、利用すべき価値があるが、デザインスプリントを使うとき、どこで使うかは十分に配慮する必要があるとのこと。
この記事で紹介されている事例は、政府の指示により、食品のリコールについて実施したデザインスプリントのケーススタディが紹介されています。
◆魅力的で生産性の高いスタンドアップミーティング
How to run engaging and productive stand-up meetings every time
https://miro.com/blog/dialpad-engaging-standup-meetings/
アジャイルで開発していると、毎朝のスタンドアップミーティングは定番の仕事です。リモートワークが広がった現在では、スタンドアップミーティングを本当に立って実施していることは少ないかもしれませんが、もともと15分くらい、開発メンバーが集まって立ったまま短時間の情報共有を実施するのがスタンドアップミーティングでした。立っていれば、長時間のミーティングになりにくい、気持ちを切り替えてミーティングに集中するといった利点のあるミーティング方法です。
この記事では、Miroの機能を最大限活用したオンラインで実施するスタンドアップミーティングの方法が紹介されています。
Miroのタイマーを仕掛け、ビデオ会議ツールを活用しつつ、スタンドアップミーティングのテンプレートをベースに実施します。トラブルなく素早く始め、時間を守り、皆が同じ事柄、同じ画面に集中しているよう、配慮して実施することで、スタンドアップミーティングの良いところをオンラインでも取り入れることができるのです。
◆チームのための9つのクリエイティブテクニック
9 creative techniques for you and your team
https://miro.com/blog/creative-techniques/
Miroを活用したさまざまなクリエイティブワークのための手法の紹介です。この記事ではさらっと紹介されているだけなので、興味のある手法を深掘りしていくと良いでしょう。
●ブレーンストーミング:おそらく最も一般的なクリエイティブ手法の一つ
●ネガティブブレインストーミング:最悪のアイデアから逆算して考える手法
●インサイトゲーム:洞察、気づきを毎日ボードにまとめていく手法
●ムードボード:雰囲気を定義するために画像や文言、製品の写真などを集める手法
●ランダムワード:発想する言葉をたくさん出して、そこから考えをまとめる手法
●ストーリーボーディング:時間の流れや話の流れから考える手法
●メタファー思考:比喩や例えをもちいて、考える手法
●マインドマッピング:発想のつながりを示しつつ、発想を広げていく手法
●ブレインシフター:誰か、特定の職種の人などになったつもりで考える手法
◆月曜日の朝に発行される MeThreee ( https://www.methreee.com/ )という働き方やオフィスデザインに関するニュースレターを毎週楽しみにしていました。もうすぐ迎える 100号の発行をもって、しばらくお休みするとのこと。まずはお疲れ様でした。いままでありがとうございました!また何らかの形で、編集者に負荷がかからないもっと楽な形で、いつの日か再開されることを願っています!
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→ https://designspirnt.substack.com/