【デザインスプリント】Design Sprint Newsletter #044
休みたいのなら、なぜいま休まない? / If you want to rest, why not rest now?
◆Miro活用事例(アンダーアーマー社)
How Under Armour drives innovation with Miro
アンダーアーマーがMiroでイノベーションを推進する方法
米国フォーチューン誌が毎年まとめる世界企業番付(総収益ランキング)500社のうち99%が利用していると言われている Miro の活用事例。少し意外でもあり、動画をみると、納得のいく活用例であるスポーツ用品メーカー、アンダーアーマー社の活用事例の紹介です。オフィスとオンライン(リモート)のハイブリッド環境での仕事において、Miroによって自然と共同作業する流れになったとのこと。Miroのテンプレートから新しい手法を学ぶこともあるそうだ。
◆AJ&Smartオススメ、リモートワークショップの機材セットアップ
The Ideal Hardware Setup For Perfect Remote Workshops (An Overview)
完璧なリモートワークショップに、理想の機材とは
リモートでのデザインスプリント実施にも長けたAJ&Smartの社員によるおすすめ機材一式の紹介。
何と言っても基本は高速のネット接続と、音声の品質。機材に投資するのには大いに価値のある事柄で、まずはなんといっても良いマイクの導入から。ノートパソコン内蔵のマイクは、タイプ音が入ってしまったり、ノイズが気になったりしてしまいます。
また参加者全員ヘッドフォンを使うようにします。あまりお金をかけなくても良いので、数時間連続で装着しても疲れない質の良いヘッドフォンに投資するがオススメとのこと。
ノートパソコン内蔵のカメラを使わずに、Webカムをディスプレイの上に乗せれば、人を見下ろしているような映像ではなくなります。また背景が明るすぎない明るいところで映るようにし、それが無理ならリングライトを用意します。
ディスプレイも、オンラインホワイトボード用とZoom等のビデオ会議用と2画面用意できるのがベストです。それと長時間座っていられる良い椅子も重要です。スタンディングデスクを使うのもオススメで、高額ではありますが、その価値はあるとのこと。
そして毎回映像と音声をチェックすることを忘れずに。まあ、当たり前といっては当たり前なのですが、慣れてくるとチェックを忘れたり、なにかしら失敗する要因がでてくるので、そういった落とし穴に落ちないよう、毎回気をつける必要がありそうです。
◆5月18日 Miro Next 開催
オンラインホワイトボード Miro から、今後予定されている新しい機能などが紹介されるオンラインイベント Miro Next が発表されました。米国時間で 5月18日 8am PST、日本時間だと5月19日(木) 深夜1:00 スタートとなります。
Miro の CPO(Chief Product Officer) である Varun Parmar 氏の基調講演や、アクセシビリティ、ハイブリッド環境でのコラボレーション機能をさらに強化した Miro の登場が期待されます。登録は無料。
Miro Next
https://miro.com/next/
◆Zoomのホワイトボード機能強化!
ビデオ会議ツールとして定番になりつつあるZoomには前々からひっそりとホワイトボード機能がありました。このホワイトボードが最近機能強化され、Google Jamboard 以上、Miro 未満といった感じのツールに進化しました。
「なんだこれでいいじゃん!」と思いつつも、若干まだ不安定な部分もあり、実際のリモートデザインスプリントで使うかどうかは微妙なところです。
ただし、社内でZoomは導入しているけれど Miro は導入していない場合などは便利に活用できるかもしれません。オンラインホワイトボードの本質は綿密な準備と使いこなすための練習を実施することなので、どのオンラインホワイトボードでも良いといえば良いのですが、やはり使い慣れているもの、自分の環境で平易に使えるものというのが一番の選択要素になるのかかもしれません。
◆Design Matters Tokyo 紹介記事+割引クーポン
なぜDesign Mattersは世界中から注目されるカンファレンスになったのか。創設者インタビュー
https://aco-tokyo.com/journal/design-matters-interview/
以前紹介したイベント Design Matters の、A.C.O JournalさんによるDesign Mattersの創設者インタビューです。デンマークのチームがイベントに対する想いや哲学について詳しく話しています。そしてなんと、記事の最後に割引チケットの入手方法あり。
◆プロダクトマネージャーのためのリモートツール 2022年版
A Remote Product Manager’s Favorite Tools in 2022
https://medium.com/@CharlesLehman/a-remote-product-managers-favorite-tools-in-2022-part-2-df90799e1b8f
プロダクトマネージャー用の記事ですが、デザインスプリントにも参考になる便利ツールが数多く紹介されています。1つ前の記事もオススメです。
A Remote Product Manager’s Favorite Tools in 2022
https://blog.sibipro.com/a-remote-product-managers-favorite-tools-in-2022-a4ccfe142f65
Cron : 新しいタイプのカレンダーツール
Loom : デスクトップ画面にビデオ画像を重ねる、動画収録用ツール
Mixpanel : A/Bテストなどのアクセス解析ツール
ConfigCat : A/Bテストやユーザーセグメンテーションのための切り替えツール
Thunk : 新しいタイプのメモツール
Otter.ai : 音声書き起こしツール
Hotjar : ユーザー調査用ツール。ヒートマップ、録画、フィードバック、アンケート
Linear : 課題管理ツール
Whimsical : フロチャート、ワイヤーフレーム、マインドマップ等作成ツール
その他、Slack, Zoom, Notion, Miro, Medium などの定番ツールも。
◆リモートデザインスプリント:Neucruit の事例
Remote Design Sprint: Neucruit Case Study
https://medium.com/zero-to-design/remote-design-sprint-neucruit-case-study-480fa1c82dd5
Notion, FigJam, Slack, Google Meet を活用したリモートデザインスプリントの事例紹介です。Google Meet 最近はブレイクウトルームに分けられる機能が充実してきたので、ここで書かれている状況とは現状は少し異なるかもしれません。
via. https://medium.com/zero-to-design/remote-design-sprint-neucruit-case-study-480fa1c82dd5
◆デザインスプリントの導入が必要な5つの兆候
5 Signs That You Need to Adopt Design Sprints
https://medium.com/designsprints-studio/5-signs-that-you-need-to-adopt-design-sprints-c444883710a0
●プロジェクトチームの足並みを揃えるのが難しいとき
●多様なチームメンバーが同じ方向を目指すことが必要なとき
●プロジェクトの進行が遅々として時間がかかりすぎるとき
●間違ったアイデアに多くの時間を費やしているとき
●イノベーションが起こせていないと、悩んでいるとき
他にもいろいろデザインスプリントが向いている状況がありますが、まずはこれらの5つの項目に1つでも当てはまれば、ぜひデザインスプリントをやってみてください!
◆さて、日本はゴールデンウィーク真っ只中です。多くの人が連休を謳歌しているかと思います。とは言いつつも海外在住だったり、日本の祝日とは関係無い仕事をされている人、ほんとは休みたいのに、カレンダー上は平日なので、仕事している人が居るのではないかと思い、僕も休みたかったけれども今週も発行しましたぜ。
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